仕事が多岐にわたる介護施設長のよくある悩みと解決策について

介護施設の施設長は、その施設のトップである。当然、様々な悩みや問題点がでてくるだろう。よくある悩みの一つに、スタッフへの注意に気を遣う、もしくはできないといったものだ。

現在日本では、介護業界の深刻な人手不足が問題となっている。施設によっては、少ないスタッフ数で現場を運営している所もあるだろう。そのため、辞められたら困ると、間違ったことや、理念から外れている行動を注意できないといったことがあるようだ。実際に、退職者がでれば、自分が現場に入る機会が増え、施設長としての仕事に支障がでるかもしれない。また、新人を採用しても育成するのに時間がかかることも事実だ。

では、どうしたら良いのだろうか。まず、仕事以外の休憩の時間や、ちょっとした隙間時間など、日ごろのコミュニケーションが大切である。また、頭ごなしに怒ったり、大勢の前で注意することも避けた方が良い。こういった少しの気遣いで、施設長としての立場から、伝えようという想いは、相手に伝わるのではないだろうか。

また、業務量が多く残業ばかりになってしまう、という悩みもある。施設長の仕事は多岐にわたり、その中で現場のことも考えなければならない。そのため、予め細かくスケジュールをたてることが大切だ。自分にしかできない仕事を優先し、現場のことはスタッフに任せることで、個々の能力も上がるかもしれない。さらに、集中して自分の仕事ができるよう、「この時間にはこの仕事をする」と周りに伝えておくと良いだろう。そうすることで、周りも納得し、自分も安心して仕事ができるのではないだろうか。